最初の一歩を踏み出す勇気を!

「整体師の仕事に憧れるが、組織を飛び出す勇気がない」

そんな人が、とても多いように思います。
このことに関連して、少し書いてみたいと思います。

私の場合、従業員数が1万人を超える、比較的大きな企業に勤務していました。
いわゆる一流企業でした。
当時、勤続24年でした。
育ち盛り、年頃の子供が二人おります。
普通に考えれば、40半ばで、その会社を辞め、未知の業界に飛び込むなど、あり得ません。
それも、いきなりの独立開業なんて、無謀もいいところです。

この仕事、いやこの整体法に出逢うまでは、自分が会社を辞めるなど考えもしませんでした。
整体師になることも、まったく頭にありませんでした。
どちらかというと、整体師には、いかがわしいイメージがありました。
信じられないかもしれませんが、整体院へ行ったこともなかったし、行きたいとも思いませんでした。

独立自営する、一国一城の主になる。
そのことに対して、強い憧れはありました。
会社員時代、個人でやっているデザイナーやプランナー、ライターなどと付き合いがありました。
自分の能力、自分の腕だけで生きている彼らは、すごいなといつも思っていました。
大企業に勤めていても、彼らには絶対にかなわない、そう思っていました。

自分なんて、会社の看板を外せば、ただの人です。
自分の力では、稼げない。
稼ぐためには、どこかに勤めるしかない。
人間として、男として、それでいいのか。
いつも、そう考えていました。

でも、どうすればいいか、わからなかった。
私はずっと「企画」という仕事をしていましたが、それで独立できるとは思えませんでした。

若い頃に読んだ本の中に、次のように書いてありました。

「自分が本当に好きなことをやれ。その先に、自分の歩む道がある」

それを信じて、興味の赴くままに、いろんなことに取り組みました。
本もたくさん読みました。
私が強い興味をもっていたもの、研究や実践していたものは、以下の通りです。

  • アウトドア(オートキャンプ)
  • 武道稽古(合氣道、空手)
  • ヨガ、ボディワーク
  • 精神世界
  • 能力開発
  • 健康法、美容法
  • 恋愛、男女の関係

この整体法に出逢った時、これらが一瞬で結びつきました。
なので、40代半ばからの無謀な挑戦とはいえ、まったく迷いも、不安もありませんでした。
自分には、これしかない。
この道こそが、自分が探し求めていた道だ。
そのくらいの確信がありました。

それでも、ものすごい大変でした、いや今も大変です。
でも、苦労も困難も、すべてが乗り越えるべき課題であり、嫌だと思わないのです。
それらにさえ感謝ができ、毎日、毎瞬が楽しくて、楽しくて、仕方がないのです。
この充実感は、会社勤務では絶対に味わえなかったことです。

組織を運営すると、必ず成果や経済効率を追求するようになります。
多大な間接費もかかります。
その結果、利用者に適切な価格で良質なサービスを提供できなくなることが多々ある。
組織に属していて、それを痛感しました。

今は、インターネットという情報インフラが充実し、個人が自由に、安価に情報発信ができます。
個人は、大きな組織と違い、自由に、素早く動けるし、余分なコストもかからない。
個人起業家にとって、大きなチャンス、無限の可能性に満ちた、素晴らしい時代だと思います。
これからは、想いと志のある個人どうしがゆるやかにつながり、大組織にできないことをやっていく時代だと感じています。

整体師にせよ、何にせよ、まずは自分によく問うてみてください。
それが、本当に自分がやりたい仕事なのか。
好きで、好きでたまらない仕事なのか。
そのことを考えると、ワクワク、楽しい気持ちになるか。
すべてイエス!であれば、その先に、必ずあなたが歩むべき道があります。
どうか勇気をもって、第一歩を踏み出してください。

40半ばの私ができたのです。
あなたにできないはずがありません。

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何かを感じたら、まずは行動しましょう!

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