●「知られる」ことの難しさ

昨日、私の整体院、心身楽々堂へ飛び込みでご新規のお客さまが来られました。
楠葉に住む、30代の女性です。

帰りがけに「このお店、いつからやられているのですか?」と尋ねられました。
4年前からですと答えると、とても驚いておられました。
なぜなら、つい最近できた店だと思っていたのこと。
今までに何度も店の前を通っているのに、まったく気付かなかったそうです。

しかもこの女性、心身楽々堂が入居しているビルの2階にあるエステサロンに通っておられるそうです。
何度もこのビルにやってきているのに、気付かない。
しかも、職業柄、肩がこり、仕事が痛くなるので、しょっちゅうマッサージに通っておられるそうです。

私の店は、比較的交通量の多い通りに面しています。
夜は21時まで営業し、目立たないわけでもないのです。
それなのに、ニーズをお持ちの方が、店の前を通っていても、存在に気付かない。
それが、現実です。

集客の第一歩は、「存在を知られること」です。
それがいかにたいへんなことであるか。
店や娯楽の少ない地方都市なら、それほどでもないのかも知れません。
しかし、私の住む地域は違います。
本当に「知られること」は想像以上に難しいことなのです。

開業準備を進めるにあたっては、そこをよく理解し、これでもかというほど、手を打つべきです。
そうでないと、必ず「こんなはずではなかった」と思うことになります。

心身楽々堂の外観(夜景)