美しさは、我や欲が消えたところにある。

それは謙虚であり、素直であるということ。
素直、謙虚だと引っかかりがなく、時間の中に入っていくことができる。
すると技の切れ味が鋭くなり、瞬発力が出てくるんです。

※「現状を打破する 宇城憲治語録」より引用

上記は、武術について述べられたことですが、整体についてもそのままあてはまると思います。

治してやろう、何とかしてやろう。
その気持ちは、時として我になり、欲になります。
もちろん、相手を思いやる気持ちは大切ですが、気をつけねばならないと思います。

操る手よりも、感じる手を。
最近、よく講座でお伝えしていることです。
そこに込められた意味も、冒頭の文と通じるものがあります。
私自身、日々の施術で心していることでもあります。

ちなみに私の師は「治すなんて、おこがましい」と何度も申しておりました。
最初は意味がわかりませんでしたが、今はわかります。

基幹操法 足首回転弛緩法