「特定の動きで生じる痛み」

たとえば、「寝返りをうつ時に腰が痛い」。
全身を弛めても、それが解消されない場合があります。
その場合、動作時に、筋肉や関節が不自然な動きをしていることが考えられます。
それを調整する手法が「動作法」です。

動作法は、大きく分けて、(1)追随法、(2)制止法、(3)拮抗法の3通りがあります。
症状をよく観察し、その動きにおいて、どの筋肉が関与・作用し、どの関節がどのような動きをしているか。
それを推測しながら、手法を選択し、施します。

私たちの手技の最大のメリットのひとつ。
それは、推測を誤り、不適切な手法を選択して施しても、身体が反応しないだけで、悪くすることがないということです。

とは言うものの、推測の精度を高めることが、重要です。
そのためには、場数を踏む以外に、ありません。

寝返りをして痛む腰に施術する動作法