「子を思う親の気持ち」

昨日、三日間の整体法・応用講座(1)を終えました。
今月は、2名の修了生を送り出しました。
写真前列中央、広島県の橋本真砂子先生、長野県の山﨑秀和先生です。

真砂子先生は、ご自身の不調の経験がきっかけで、療術の業界に興味を持たれました。
最初は、医療系専門学校で学ばれていました。
しかし、そこに自分の求める道がないことを悟り、整体の道を志されました。
そして、広島県の呉市で「整体ほん和香」を開業されました。
女性らしいやさしさ、繊細さをもちつつ、男性顔負けに向上心旺盛で、勉強熱心な先生です。
http://seitai-honwaka.com/

山﨑先生も、ご自身の不調をさまざまな民間療法で治癒された経験から、整体の道を志されました。
昨年1月に、一大決心をして、私の講座の見学に来られました。
その帰り道には、すでに受講を決めておられたそうです。
以降、会社勤務を続けながらの学びは、本当にたいへんだったことと思います。
昨年の11月、数々の障壁を乗り越え、長野県長野市に「あすなろ整体院」を開業されました。
他人思いの、誠実で、情熱的な先生です。
http://egao-asunaro.com/

修了生を送り出すたびに、強く思うこと。
それは、

 十分なことをして差し上げられたかどうか。
 私のもとへ学びに来てくださった感謝をどう表現すればよいのか。

ということです。

これは、子を思う親の気持ちと、たいへんよく似ています。

親は子に育てられると申します。
自分自身、子育ての経験を通じて、その通りだと思います。

それと同じで、私は研修生や修了生に育てられていると感じます。
共に学び、いろんな話をし、いろんな経験をさせていただき、私は育てていただいていると感じます。

真砂子先生、山﨑先生。
一年間、本当にお疲れさまでした。

プロの整体師として、独り立ちをして生きていく。
それは、簡単なことではありません。
これから、もっともっといろんな経験をされることと思います。

人さまから喜ばれ、感謝されることも多いですが、悔しい思い、つらい思い、苦しい思いもたくさんすることと思います。
しかし、そのすべてが学びです。
どんなに褒められても天狗にならず、どんなに苦しい状況に陥ってもあきらめず、常に自分であり続けてください。
転んでも、立ち上がって、一歩を踏み出してください。
私も、亜紀先生も、そして仲間たちも、ずっと一緒に歩んでいきます。

私のもとへ学びに来てくださったこと、一年間頑張って通い続けてくださったこと、心から感謝をしております。
本当にありがとうございました。

2013年1月27日、修了式