「ひとつの技術をとことん使い込むこと」

整体師にとって、技術は最も重要です。
高い技術なくして、この仕事は成り立ちません。

世の中には、さまざまな技術がたくさんあります。
それぞれに歴史や特長があります。
どれも素晴らしい技術なので、次々に学んでみたくなります。
しかし、ここで注意すべきことがあります。

学び始めたばかりの頃、あるいは開業したばかりの頃は、ひとつの技術を徹底的に、とことん使い込む、やり込むことが重要だということです。

それをせずして、次々に新しいものを学んでも、何も積み上がりません。
短期的に効果は出せても、本当の実力はつきません。

今は、良質な教本やDVDが多数流通していますし、安価で良質なセミナーもたくさん開催されています。
どれも、学んでみたくなります。
趣味で整体を学ぶなら、次々に新しいものを学べばいいでしょう。

しかし、本物の実力をつけたいなら、最初はひとつの技術に絞り込むことです。
それを使って、何とかして、結果を出し続けることです。
苦しみ、悩み、考え、工夫する。
そのプロセスこそ、大切です。
整体師は、それによって、成長し、真の実力がついていくのです。

私共の講座でお伝えしている技術は、先達たちが長い年月をかけて発案し、育て、磨き上げて来たものです。
やり込めばやり込むほど、奥が深いです。
他に目移りすることがあるかも知れませんが、少なくとも2~3年は我慢してください。
本当にこの仕事を深めていきたいなら、この仕事を一生続けていきたいなら、ぜひそうすべきだというのが、私の考えです。

http://juku.shin2raku2do.jp/

応用講座(1)実技練習の様子