「修了は、始まり」

昨日、村地友寛先生が、一年間の整体法総合講座を修了されました。
たいへんおめでとうございます。

修了は、終了ではありません。
むしろ、始まりです。
独り立ちをして、整体師としての営みを開始する本番は、これからです。

今後、想像もしなかったことが、起こるでしょう。
毎日、困難や苦労の連続だと思います。
こんなはずではなかったと、苦しみ、悩む日々が続くかも知れません。

それが何であれ、現実に起きることは、すべて結果です。
結果には、必ず原因があります。
そして、原因を作っているのは、自分に他なりません。
つまりは、いま起きている出来事や状況は、すべて自分が創造したり、招いたものなのです。

困難や苦労に、どう向き合うか。
それによって、人として成長が出来るかどうかが決まります。
そして、成長出来ない人間は、整体師には向きません。

どのような仕事であれ、真に問われるのは、その人の人間性です。
何も商品を持たず、身ひとつで仕事をする整体師は、特に厳しく人間性が問われます。
テクニックやノウハウで何とかなる、そんな甘い仕事ではないのです。

「こんなにつらい日々が続くなら、いっそ死んでしまいたい」

私たちの整体院に来る人の中には、そんなことを口走る人も少なくありません。
病院へ行っても治らない、何をやっても改善されない。
そんな苦しい症状で悩み、絶望し、藁にもすがりたい気持ちで訪ねて来られる方が、本当に多いと実感しています。

そんな人たちの最後の砦となれるか、どうか。
希望を与えることができるか、どうか。
消えそうになっている命の灯火を守り、再び明るく輝かせることが出来るか、どうか。

それは偏に、整体師の人間性にかかってくると私は思います。

村地先生は、一年間かけて、そんな私の想いを深く理解し、学んでくださったと感じます。
昨日の修了時の言葉をうかがい、それを強く確信しました。
よくここまで成長してくれたと、嬉しくて、嬉しくて、涙が出て参りました。

村地先生が生来持つ、呆れるほどの素直さ、真面目さ、正直さ。
それは、とても大きな武器であると私は思います。

自ら大きな不調で苦しんだ経験。
家族や彼女、そして仲間たちに対する想い。
友人や知人に対する感謝の気持ち。
それは、拠って立つべき確固たる大地だと思います。

大地にしっかり足をつけ、武器を手に、誠心誠意の歩みを続けてください。
苦労や困難を喜んで受け入れ、毎日を幸せに過ごしてください。
必ず道は拓かれていきます。
私や亜紀先生は、そのことを100%確信しております。

村地先生、一年間、本当によく学ばれました。
ご縁をいただき、共に学んで来られたこと、心から感謝をしております。
ありがとうございます。

これからも、ずっと見守り、応援しています。
共に支え合い、助け合い、教え合い、学び合い、磨き合い、高め合って参りましょう。
どうかいっそう、よろしくお願いいたします。

<みなさまへお願い>
村地先生は、今週4月2日(水)に、京都で「無痛整体ながれ堂」を開業いたします。
4月中は、特別な料金で施術をお受けしております。
心身の不調でお悩みの方は、ぜひこの機に、村地先生のながれ堂を訪ねていただければと思います。
また、ご家族、ご友人などにもご案内いただけると、嬉しく思います。
詳細は、下記ウェブサイトをご覧ください。
http://nagaredou.com/

村地友寛先生修了記念写真