「自由に生きる」

私が、整体法講座を通じて伝えたいこと。
そのひとつが「自由に生きる」ということです。

では、自由とは何か。
いま読んでいる、渡辺和子先生のご著書「面倒だから、しよう」に、とても明確な言葉で書かれておりましたので、ご紹介をいたします。

「人間の自由とは、諸条件からの自由ではなく、それら諸条件に対して自分のあり方を決める自由なのだ―――私たちには、よりよい生き方を選ぶ自由がある」

ご存じない方も多いですが、整体師には公的な資格がありません。
言わば、漫才師や手品師、あるいは漁師と同じです。
頼れるのは己のみ、100%実力勝負のたいへん厳しい仕事です。

特に私たちの整体法は、器具も道具も使わず、己の身ひとつで仕事をします。
真の実力、そして人となりが、厳しく問われます。
一時的であれば、小手先のテクニックやノウハウで何とかなるでしょう。
しかし、長く続けるのであれば、常に人としての成長を遂げていく以外に道はないのです。

私が、時として門下生に厳しい投げかけをするのは、そのためです。
状況や条件に縛られることなく、自らの良心に従い、よりよい生き方ができるよう、自らのあり方を決めること。
自分の生き方に責任をもつこと。
その大切さをわかって欲しいためです。

さて、昨年の8月に総合講座を修了した、愛知県の竹内 仁先生が、昨日、講座に参加してくれました。
私からの厳しい投げかけに対し、動揺し、悩み、苦しみながらも、自分のあり方を決めようとしていることが、よくわかりました。

そのことがとても嬉しく、昨日もよい酒宴となりました。
私の赤ら顔から、ご機嫌ぶりがうかがえますが、ちょっと恥ずかしい・・・(^o^;

自由に生きる