【三本の柱】

西田です。

講座でお伝えしていること。
これには、三本の柱があります。

  • 思想
  • 技術
  • 経営

これは、整体を生業とするための三本柱でもあります。
どれが欠けても、いけません。

ところが、ほぼすべての整体学校で伝えているのは、技術と経営のみです。
極端な場合、技術しか伝えないところもあります。

思想を講義やカリキュラムの中に取り入れているところは、ほとんどないでしょう。
しかし、これを疎かにすると、生業としては、とても脆弱なものになります。

建物に例えると、それぞれ、次のようなものだからです。

  • 思想=地盤
  • 技術=構造体(基礎、柱、梁)
  • 経営=内装・設備

地盤なしに、建物は成立しません。
地盤が脆弱だと、どんな強固な構造物も効力を失います。
砂上の楼閣とはよく言ったものです。

では、思想とは何でしょうか。
手元にある大辞林から引用してみましょう。

「人がもつ、生きる世界や生き方についての、まとまりのある見解」

整体とは何か。
現代社会において、整体はどのような役割を担うのか。
自分はなぜ整体の仕事に取り組むのか。
誰に対し、どのように役に立ちたいのか。
整体の仕事を通じて、実現させたいものは何か。

それらの問いに対し、深く考え、自分なりの見解を持つことです。
大切なのは、受け売りではなく、“自分で考える”ということです。

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