【技術は道具である】

西田です。

本講座では、整体技術は「道具」だとお伝えしております。

たとえば、鉛筆を考えてみましょう。
鉛筆がなければ絵は描けません。
しかし、高級な鉛筆を手に入れたからとって、いい絵が描けるとは限りません。
大切なのは、描き手の技量であり、感性であり、心です。

また、どんな絵を描きたいかを決めることが、とても重要です。
絵とは、結果です。
整体師も、どんな結果を求めるのか、決めておかねばなりません。

最低限必要なのは、道具を使い込むこと、使い慣れることです。
その上で、どんな絵を描くのかを決めて、感性や心をフルに生かして、描く。
最初はうまく描けないでしょう、失敗もするでしょう。
しかし、それを繰り返し、経験を積み重ねない限り、人を感動させるよい絵は描けないはずです。

整体も、それとまったく同じです。

ところが、いい道具を手に入れれば、いい結果が得られる。
いい結果とは、痛みがとれること、症状が治ること。

残念ながら、この業界には、そのように漠然と考えている人が大半です。
また、このような当たり前でシンプルなことを伝える整体学校やスクール、あるいはセミナーは、ほとんどありません。

だから、食べていけない整体師が続出するのです。
いつまでたっても、セミナーを転々とするジプシーのような整体師が後を絶たないのです。

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