心整体法
心を使って、人間という生命体を整える。
心整体法は、西田が創始、提唱、実践する事業活動の総称です。
私共では、整体は武術を起源とする、日本が世界に誇るべき素晴らしい思想であり、哲学であり、技術であり、生活実践だと考えております。
ところが近年は、治療術としての面ばかりが強調され、患者を増やし、依存させる傾向が強まっています。
病気や痛み、あるいは各種の不快症状は、自然からの乖離であり、いのちの営みの乱れであり、もとをただせば生き方の乱れです。
それを理解し、生き方を正さない限り、根本的な解決はするはずもなく、ただ治療をするだけなら、依存を利益の源泉にするという点で、現代医療とやっていることは変わりません。
また、現代人の病理は、心身だけをみていても本質が見えて来ず、各種の“社会毒”と言われるものを勘案せねばなりません。
よって私共は、整体を「教育・文化事業」と位置付け、お客さまに本当のことを伝え、自分で調べ、自分で考え、自分で行動し、自分や家族の健康を守れるようになることを重要視しております。
また「心のあり方」こそ最重要と考え、自らの整体法を「心整体法（しんせいたいほう）」と名付け、生き方としての整体の開発、啓蒙、普及に取り組んでおります。
日本は、いろんな意味で、いま大きな岐路に立っていると思います。
しかし、下手な社会活動は、却って摩擦や対立を生みかねません。
それよりも、一人ひとりが自分の心を見つめ、自分に嘘をつかず、自分を誤魔化さない生き方、つまり「お天道様に恥ずかしくない生き方」を選択すれば、やがて社会が変わっていくと思います。
そして、日本人が、本来の日本人らしさを取り戻すことこそ、世界を変える重要な鍵であることは間違いありません。
私共は、そのような視点で「心整体法」を標榜し、日々の施術、そして整体師の指導育成を行っております。
このたび、私が手がけている整体を、「心整体法」と呼ぶことにした
この呼称は、手技療法そのものを指すのではない。
概念、思想、哲学。
生業として営む際の心得、経営法、運営法。
日々の生活実践や対話法。
もちろん、手技や理論など、すべてを含む総称である。
あえて言えば「何よりも“心”を大切に、人間という生命“体”を整える」ことを目指す、包括的な教えであり、実践活動である。
そういう意味で、「心整体法」は、生き方そのものと言ってもいいだろう。
しかし、この呼称をことさら強調するつもりはない。
故意に知らしめようともしない。
誰かと争ったり、独占するつもりもないので、商標を登録する意向もない。
現代社会を俯瞰して見ると、非常に傲慢になってしまった人間という生命体が、欲望が暴走するままに、他の生命を軽んじ、殺め、自然を冒涜し、地球環境を破壊し続けているようにしか思えない。
このような時代に、私たち人間という生命体は、いかにあるべきなのか。
いかに生きていくのか。
それを、自らの生活実践を基盤にしながら、生涯にわたり追究し、社会や人々に問い続けていく。
そんな私の決意と覚悟の顕現化が「心整体法」という呼称である。
ちっぽけな私。
ちっぱけな心身楽々堂という小さな整体院。
でも、私にとっては、すべてである。
そのすべてを懸けて、「心整体法」を発信して行きたい。
春の佳き日に、宣言をする次第である。
2015年4月4日
西田 聡
理念
いのちの力を信じて生きる
使命
いのちを育む、いのちを輝かせる、いのちを繋ぐ
三つの柱
- 思想
- 技術
- 経営
概要
- 自然と調和する
- いのちの営みを整える
- 生き方を整える
実践
- 骨格を整える
- めぐり（循環）を整える
- 心を整える
アプローチ
- 訊ねる
- 聴く
- 寄り添う
- 委ねる
- 見守る
- 待つ
