「人に懇ろに、誠と礼を尽くす」

私の師、故 村松幸彦先生のいちばんの教えです。

今から3年前、2009年の12月に、村松整体塾の研修会&忘年会で、伊豆へ一泊で出かけました。
二日目に、村松先生とともに「さえずりの丘」へ登りました。
そして、その絶景ポイントで、一人ひとりが大声で、来年の抱負を叫びました。
この写真は、その時のものです。

村松先生は、

「来年も、やったるで~っ!」

と、絶叫していました。

この時は、その約1ヶ月後に、先生が突然この世から去られるとは、夢にも思っていませんでした。

実は当時、私は、自分の整体院の経営がままならず、どん底でした。
悠長に、一泊で忘年会になど、出かけている場合ではありませんでした。

でも、私は行きました。
出来る限り、先生と過ごしたい、先生から、学びたい。
そして、先生のお役に立てることなら、何でもしようと思っていたからです。

でも、行って、本当によかった。
もしあの時、別の決断をしていたら・・・
私は悔やんでも悔やみきれなかったことでしょう。

「来年などない」

先生は、自分の命をもって、それを教えてくださいました。
常に最善を尽くせ、人には懇ろに、誠と礼を尽くせ、後悔する生き方だけはするなと、命がけで私に教えてくださったのだと思います。

村松先生の命がけの教え、何としても守らねばと思います。
そして、日本一の整体学校を作るという先生の夢を、必ず実現したいと思っています。

村松整体塾 2009年忘年会の様子