「生涯現役」
今朝、元サッカー日本代表選手であった人物が、暴行容疑で逮捕されたというニュースを見ました。
私はこの方を直接存知あげませんし、この事件の背景や経緯も知りません。
でも、この事件のことを聞き、思い出したことがありますので、少し書いてみます。
以前、プロスポーツ選手が引退した後の再就職が、深刻な問題になっていると、業界に詳しい方から聞いたことがあります。
プロスポーツ選手は、加齢による筋力や体力の衰えで、現役を引退せざるを得ません。
現役選手時代の経験を生かし、コーチや指導者、あるいは評論家等として活躍する人たちがいる一方で、まともな働き口がなく、困窮している人も多いそうです。
その結果、自暴自棄になる人も少なくなく、それが大きな問題になっていると説明を受けました（今回の事件がそうだと申しているではありません）。
しかし、よく考えてみれば、サラリーマンも同じ問題を抱えていると思います。
不安定で不確かな時代、いつ会社が倒産するかもわかりません。
倒産せずとも、会社の業績悪化により、早期退職を勧告されたり、閑職へ異動さされるケースも少なくありません。
また、運よく会社が倒産せず、定年まで勤務出来たとしましょう。
しかし、その後、どうやって過ごすのですか？
年金や退職金だけで、残る数十年をやっていけるとお考えですか？
退職金が満額支払われる保証など、どこにもありません。
年金の支給額も、今後、減額はするでしょうが、増えることはないでしょう。
そんな不確かな時代、どうすればいいのか。
生涯現役でいられる仕事を選ぶことです。
年齢や経験を重ねれば重ねるほど、自分が磨かれる仕事を選ぶことです。
絶対になくなることはない仕事を選ぶことです。
整体師として独立自営をする、それはひとつの選択です。
出来るか、出来ないかではない。
本気で、真剣に、やるか、やらいか、それがすべてです。
