「人は成長し続ける」

昨日、ある門下生に対して、たいへん厳しい内容のメールを送りました。
このままでは、ほぼ100%頓挫する。
彼の認識と見通しの甘さを、真正面から指摘しました。

整体師として独り立ちをして生きて行くのは、簡単ではありません。
本当に、たいへんな道です。
認識や見通しの甘さ、またその根底にある心の歪みは、命取りになります。
ゆえに私は時として、門下生に対し、たいへん厳しいことを伝えます。

厳しいことを伝えた場合、反応は大きく分かれます。

ひとつは、耳を貸さない、あるいは非難、批判されたと思い込み、私から離れていく。
ひとつは、私の言葉を謙虚に受け止め、自分に向き合おうと努力する。

多くの者は、前者を選びます。
しかし、昨日の彼は、違いました。
後者を選びました。

彼の謙虚さ、素直さに、たいへん感銘を受けました。
明日は、彼に会って、話をします。

人は、生涯にわたり、成長を続けます。
しかし、成長には痛みを伴うことがほとんどです。
旧い自分を否定し、壊し、破り、捨てていくことでしか、真の成長は出来ないからです。
それを厭う者が多い中、今般の彼の対応を、本当に嬉しく思いました。

これが、「啐啄の機」となることを願ってやみません。

人は成長し続ける