【教育は共育】

昨日、門下生である村地 友寛先生が訪ねてくれました。
自分自身のメンテナンスのために、私の施術を受けに来たのです。

実はちょうど二年前の同じ日、2013年2月5日に、村地先生は初めて私の整体院を訪ねて来ました。

その時、彼はまだサラリーマンでした。
激務の末、心身の深刻な不調に陥り、当時は休職中とのことでした。
たいへん失礼ながら、ボロボロのヨレヨレという印象でした。

その時に、将来のことについて、いろいろ相談にのりました。
何か心に響くものがあったのでしょう。
1ヶ月後に整体法講座受講の申し込みをして入門し、4月から学びを開始しました。

そしてその一年後、昨年の4月、彼は京都で「無痛整体ながれ堂」を開業しました。

この業界では、通常は自分の店を持つまでには、5~10年の下積みが必要と言われています。
また、三年後には、9割以上の者が廃業するとも言われています。

そんな厳しい業界で、学びを開始してたった一年で独立開業するのは、常識外れです。
しかし、彼は私が伝えた通りのことを実践し、開業にこぎつけました。

当たり前ながら、開業当初は経営も苦しかったことと思います。
しかし彼はうまくいかないことを愚痴らず、他のせいにすることもせず、自分で考え、工夫や努力を重ね、少しずつ経営を伸ばして行きました。

さらに、昨年末からぐんと数字を伸ばしました。
このままいけば、今年は中堅サラリーマンを遥かにしのぐ年収になるでしょう。
彼の地道で着実な取り組みには、頭が下がるばかりです。

昨日は、村地先生が手技をチェックして欲しいというので、私も施術を受けさせていただきました。
当たり前のことながら、びっくりするほど上達していました。

試しに施術前後に血圧を計測したのですが、最高値が施術前147から、施術後137へと、ぐんと下がっていました。
全身が軽くなり、昨夜は睡眠も深かったようです。

二年前の半病人状態の彼を思うと、まったくの別人です。
今では、多くの不調を抱える人に希望を与える立派な整体師であり、シビアな経営者でもあります。
その成長ぶりは、心底嬉しい気持がいたしました。

村地先生の指導を通して、私もたくさんのことを学ばせていただきました。
教育は共育であると、改めて感じます。
門下生とは言うものの、私の知らないこと、足りないことを補いながら、よりよい講座運営を手伝ってくれる頼りになる仲間でもあります。

村地先生、昨日はありがとうございました。
貴殿の成長ぶりを全身で感じることができて、本当に嬉しかったです。
これからも、同じ地平を目指し、共にこの素晴らしい道を歩み、究めていく同志として、何とぞよろしくお願いいたします。

以下、村地先生の整体院をご紹介いたします。
自律神経の失調症状でお悩みの方は、ぜひ訪ねていただきたいと思います。
確かな技術と豊富な実績、そして誠実な人柄で誠心誠意の対応をさせていただきます。
何とぞよろしくお願いいたします。

▼村地友寛先生「無痛整体ながれ堂」
http://nagaredou.com/