心整体法宣言

このたび、私が手がけている整体を、「心整体法(しんせいたいほう)」と呼ぶことにした。

この呼称は、手技療法そのものを指すのではない。
概念、思想、哲学。
生業として営む際の心得、経営法、運営法。
日々の生活実践や対話法。
もちろん、手技や理論など、すべてを含む。

あえて言えば「何よりも“心”を大切に、人間という生命“体”を整える」ことを目指す、包括的な教えであり、実践活動である。
そういう意味で、「心整体法」は、生き方そのものと言ってもいいだろう。

しかし、この呼称をことさら強調するつもりはない。
故意に知らしめようともしない。
誰かと争いたくないし、独占もしたくないので、商標を登録するつもりもない。

現代社会を俯瞰して見ると、非常に傲慢になってしまった人間という生命体が、欲望の限りを尽くし、他の生命を軽んじ、殺め、自然を冒涜し、地球環境を破壊し続けているようにしか思えない。

このような時代に、私たち人間という生命体は、いかにあるべきなのか。
いかに生きていくべきなのか。
それを、自らの生活実践を基盤にしながら、生涯にわたり追究し、社会や人々に問い続けていく。
そんな私の決意と覚悟の顕現化が、この「心整体法」という呼称である。

ちっぽけな私という存在。
ちっぱけな心身楽々堂という小さな整体院。
でも、私にとっては、すべてである。
そのすべてを懸けて、「心整体法」を発信して行きたい。

春の佳き日に、宣言をする次第である。